深センを満喫する季節です!
深センの6月はライチの季節です。そこら中にあるライチの木に緑のライチの実が実ってきました。
日本の桜のように、タイミングを逃すと旬のライチを食べることができません。ライチは日持ちもしないので、私はライチが熟すの今か今かと木の下から狙っているところです。
今年は6月17日が端午節の休みでもあり、ライチの旬でもあるので、この日曜日はライチの争奪戦になるかもしれません。
ライチと言えば、唐の詩人杜牧がライチを歌った漢詩もあります。
長安廻望繍成堆 山頂千門次第開
一騎紅塵妃子笑 無人知是茘枝来
騎馬が砂埃を上げてやってくるのを見て、誰もが緊急の早馬が来たと思っているところ、それを見ていた楊貴妃だけがライチが届いたことを知っているので微笑んでいるというなんともほのぼのとした情景です。ここで出てくる「妃子笑」という言葉がライチの品種名となっています。
深センではそこら中にある「ライチ狩り」ができるスポットもあるので、家族で行ってみるのもいいと思います。ただ、ライチは食べ過ぎると漢方でいうところの「上火」という、体が火照った状態になるので、実は暑い夏には向かない食べ物なので、子供ならせいぜい5個、大人でも10個程度を目安に食べすぎないように気をつけてください。
6月中旬から6月いっぱいまでがライチのシーズンになりますので、「楊貴妃が食べた」とも「世界で一番美味しい」とも言われる深センの新鮮なライチをぜひ味わってみてください。