香港学習塾 epis Education Centre

わかば深圳教室 教室長ブログ

教室長末木千尋

2011年12月に香港へ赴任。旧九龍教室、わかば深圳教室とで合計6年間勤務をし、2017年から再び深圳へ。きめ細やかなサポートには定評があり、時間が経つのも忘れついつい話し込んでしまうことも。本気で立ち向かう生徒の守護神として頼れるアネゴ的存在であるスエキチ先生は、衣食住どれをとっても刺激の絶えないここ深圳での生活がお気に入り。暑さには弱いが辛さには強い。好物は山椒のたっぷり入った激辛料理全般だとか。

読書のすゝめ『三国志』

深圳市南頭の関帝廟にある、劉備・関羽・張飛の像。


今日はお勧めの本を紹介します。「三国志」です。

私が初めて読んだのは中学生の時でした。
中学生の時は、実は「趙雲かっこいい!!」「張飛つえええ!!」という単純に英雄達の生き様に憧れるだけした。

しかし、今あらためて読んでみると、新しい発見だらけです。

100万の青州黄巾賊が曹操の領地に攻めて来た時、対する曹操の兵力はたったの3万。

山形県の人口が約100万人ですから、全山形県民が攻めてくるのを、3万人でくい止める。くい止めるだけでなく打ち負かすわけです。人口3万人といったらコンビニもあるかないかの小さな村の村人を全員集結させた感じです。

絶対勝てないです!!

しかし、ここで曹操は人生を賭けて知力を振り絞って勝負をかけます。
実際にこの勝負に勝った曹操は、その後、官渡の戦いでも袁紹を下し、己の覇業を突き進んでいくことになります。

このような戦の判断もそうですが、部下の使い方、統治の方法など次々に究極の決断を迫られるのですが、曹操はズバズバと決断し、実行していきます。

その判断一つ一つを自分の身の回りで起こることに置き換えると、自分が決断を迫られる時に、曹操ならどう考えるのか、劉備ならどう考えるのかと考えてみると考えやすくなることもあります。

それから、お勧めしたい理由がまだあります。それは、「親子の話題」になるからです。
どの武将が好き?どのシーンが好き?などと話し始めるときりがありません。

読書はもちろん一人でも楽しめるのですが、同じ本を読んでいる人と意見を交わせると、その楽しさは何倍にも膨れ上がります。

そこで読書の楽しみを子供が感じてくれたら、しめたものです。
本を読まない子供は単純に楽しみを知らないのです。


深圳市南頭の関帝廟。

お勧めしたい理由はまだまだあります。
海外に住んでいると非常に難しいことがあります。
それは、身近な歴史に触れる事です。

私は山形出身なので、上杉鷹山を身近な歴史人物として思い浮かべます。
上杉鷹山は元アメリカ大統領のJ・F・ケネディ、ビル・クリントンが尊敬する人物とも言われており、中学・高校時代に学校の先生も鷹山の政治手法を例えにして様々な話しをしてくれました。

そんな話を聞いた後で、実際に米沢の上杉神社に行くことができ、生の歴史に触れることができます。それは地元山形だからこそできることで、他府県の人が鷹山の話を聞いてもその感動の大きさが変わってくると思います。

ここは中国です。せっかくなので中国の歴史に触れ、その生の歴史に触れることは意義のあることだと思います。

深圳でも香港でも「関公」を祀っている家、お店をよく見かけます。
小さな仏壇のようないれもの中に赤っぽい強そうなおじさんがいたら、それは関公すなわち関羽です。

三国志に登場する関羽がこの現代においても民間信仰として受け継がれているのです。

本で活躍していた関羽が現代においても、身近なところで息づいていることを実感できたとき、それが初めて歴史に触れた瞬間なのではないかと思います。これは非常に大きな経験です。

三国志の世界とは縁があまりない深圳ですが、南山区の南頭という地区に関帝廟(関羽を祀った廟)があります。
なんとなく関帝廟を訪れるのではなく、三国志を読んでからこの関帝廟を訪れてみてください。せっかく中国にいるのですから!


今日の算数の授業より「一刀切り」

今日は6年生算数の授業では、前回学習した線対称の発展学習として
「一刀切り」に挑戦してみました。

一刀切りは、紙を何度か折り、ハサミで一回だけまっすぐに切ることで
様々な図形を作るものです。

「1回だけしか切ってはいけない」という条件があるため、折り方に工夫
を凝らさないと思い通りの図形を切り出すことができません。



上の写真のように折って、点線で切れば、トップの写真のような
正六角形のできあがり!

実際にやってみると、正三角形を切り抜くだけでもなかなか難し
かったですね。

今日は、正方形、正三角形、正六角形まで挑戦しました。
機会があれば、さらに複雑な図形にも挑戦してみましょう!



2015年度入学式式辞


いよいよ新学期の授業のスタートです!
みなさん春休みでリフレッシュして来ているようですね。
ここからまた1年頑張っていきましょう!

学校では新年度のスタートということで、入学式の様子が報道されています。その中でもちまたで話題になっているのが、信州大学、東京大学の各学長の入学式の式辞です。

特に信州大学の学長の式辞では、「スマホやめるか、大学やめるか」という、いかにもマスコミに叩かれそうな内容があったため、誤解を招いていますが、極端な言い回しにとらわれるのではなく、本質的な部分を理解できないのは受け取り側に問題があると思います。

以下は、その信州大学山沢学長が学生たちに期待する心がけです。

 一、学び続けること。新しい経験が得られて、時間感覚がゆっくりとなる。
 二、新しい場所を訪ねる。定期的に新しい環境に脳をさらす。
 三、新しい人に会う。他人とのコミュニケーションは脳を刺激する。
 四、新しいことを始める。新しい活動への挑戦。
 五、感動を多くする。

社会人である私にとっても、非常に重要な5つの心がけだと思います。学ぶことの多い式辞だったと思いますので、信州大学、東京大学のそれぞれの入学式式辞を読んでみられてはどうでしょうか。

この5つ心がけのように、episの生徒たちも 、勉強でもスポーツでも自分自身を高めるために、新しいことにどんどん挑戦していってください!そのためにできることであれば、何でもお手伝いします。

さて、今回おまけにブログトップに掲載した写真はある植物の花です。
これが何の花かわかる人はそうはいないと思います。

これは、深圳特産のライチの花です。
ライチの花は花びらがなく、一見花がさいているとは思えないものです。


深圳の公園にはいたるところにライチの木が植えてあります。おかげでこのような珍しい花をみることもできます。
右の写真ではライチの花が枯れかけています→

ですが、この小さな花びらも持たない花に気づく人はそう多くないと思います。信州・東京大学の学長の言葉にあるように、この小さな花に目をやれるかどうかは、その人の心のゆとりにも関係していると思います。

あくせくと目先の課題をこなすだけの日々にならないよう、目の前にある自然にも目を向ける余裕を持てれば、今の自分に何が必要なのか、自分がおかれている状況を省みることができる大切な時間を過ごすことができると思います。

時間の無駄だなどと思わずに、じっくりと自然と向き合う時間もとってみてください。自然を見ることで、自分自信と向き合えるかもしれませんよ。


アメリカのアップル


昨日、アメリカのアップルを買いました。
アメリカのアップルといってもiPhoneやiPadのことではなく、本当のリンゴのことですが。

私は「アップル」と聞くと、果物の「リンゴ」のことではなく、ITの端末を連想してしまい
ます。これが時代の流れというものなのでしょうか。それとも、そう思うのは私だけ?

アメリカの開拓時代の食料としてリンゴを広めたジョニー・アップルシードも「アップル」の
言葉の持つ意味がコンピュータに関わることになるとは想像だにしなかったことでしょう。

それはさておき、写真を見てみてください。
ごく普通のリンゴの断面です。
が、ヘタとは反対側の部分をよく見てみると、枯れた雌蕊(めしべ)がしっかり残っている
ではありませんか!

え!?感動しませんか?

こんなにもしっかりと雌蕊が残っているリンゴを見たことがなかったので驚いて写真を撮って
しまいました。

ついでにもうちょっと観察してみると、「がく」も残っていますね。

ということは!?


雌蕊→がく→果実の順番で並んでいることになります。つまり果実ががくの外側(下側)にできていることになります。

理科で習う典型的な果物は、がくの内側(上側)に果実ができるのですが、リンゴは少し違った実のつき方をすることがわかります。画像は Wikipediaより拝借。

ごくありふれた物でも、観察してみると面白いこともあります。
ぜひご家庭の果物なども食べる前にちょっとだけ観察してみてください!
面白い発見があるかもしれませんよ!


図書室ができました!


わかば深圳教室のある、若葉教育センター内の一室を図書室として改装し、エピスの生徒だけではなく、深圳に住む日本人なら誰でも使える図書室を開室しました。

深圳の子供達はもちろん、大人であっても本を思いっきり読んでいただければという思いから、この図書室の開設に至りました。

図書は帰国されるご家庭や、不要になった図書を寄付いただく形で集めています。
すでに数百冊のご寄付をいただきまいしたが、不要な図書があればぜひご連絡ください。

エピスからは教育関係の雑誌のバックナンバーや日本の学校の資料などを提供して、自由に閲覧していただけるようにしていこうと思います。

ここの図書室が深圳の日本人の憩いの場、文化発信の中心になっていければと思っています。
まだまだ図書が充実していませんが、お気軽にご利用ください。