今年の受験生は夏期講習で何を感じたか。
夏期講習の恒例となっている、受験生とともに深圳を知るためのツアーを今年も実施しました。
今年は、「今しか体験できない深圳」をテーマに、わかば深圳教室や生徒の住まいからほど近い、後海(ホウハイ)地区の開発中の街を探検しました。
深圳という都市は、日本人、特に中学生の感覚からすれば、「中国にしては洗練された都会」というそれだけかもしれません。しかし、今回探検した後海地区や、ソフトウェア産業基地には、世界屈指の企業であるテンセントの本社、中国のスティーブ・ジョブズとも言われるジャック・マー(馬雲)によるアリババのアリセンター、そして中国人なら誰でも一度は使ったことのある検索サイトの百度のビルなどが立ち並びます。教室から10分もバスに乗れば、中国屈指の企業の拠点がそこら中に点在していることを知ってもらうためにも、敢えて自分たちの足でヘトヘトになりながら歩き回ってみました。
後海地区は現在まさに開発中で道路だけがほぼ出来上がっていて、周辺のビルや土地は建設途中の状態です。「今しか体験できない深圳」というのは、今だけなら、写真のように道路の真ん中を堂々と歩くことができる、今、この瞬間しか体験しようのないことを、深圳の街のど真ん中で体験してみようと思いから、この場所を直に自分たちの足で踏みしめました。
歴史上稀に見るスピードで急速に発展する深圳のまさに開発中の街のど真ん中に立ってみると、ここ深圳に生きていることを実感できるような気がします。
今回のツアーで自分たちの住む深圳を少しでも肌で感じてくれたのではないかと思います。何を感じたのかは、それぞれの心の中に残っていると思います。いつの日か、深圳が世界屈指の都市として名実ともに世界に君臨するようになったときに、あの道路のど真ん中に立ってみたことを思い出すかもしれませんね。