新5SY 3月8日(金)の授業報告
算数
【授業内容】
食塩水の「濃さ」とは、食塩水全体に対する食塩の割合のこと。ただ、普通は%(百分率)で表します。
割合なので、「食塩水」「食塩」「濃さ」の3つのうち、2つの大きさがわかると残り1つの大きさは求められます。
濃さ(%)=(食塩の重さ) / (食塩水の重さ)×100
食塩の重さ=(食塩水の重さ) × ( 濃さ(%) / 100 )
食塩水の重さ = (食塩の重さ) ÷ ( 濃さ(%) / 100 )
授業では、これを無理やり覚えて使うということより、割合の復習を兼ねてその意味を何度も話をしました。
「なぜ、食塩の重さを出すときは、食塩水×濃さ なんだろう」などと考えて説明できるぐらいにしたいところです。
そして、食塩水の問題で、「何かの作業を伴う問題(混ぜる・水を蒸発させる・食塩を加える など)が出てきたら、慣れるまではビーカーの図を描いて、「濃さ」「食塩」「食塩水」をはっきりさせていくという作業をしていくようにしたいです。
授業でも、ほぼすべての問題についてこの作業をしましたので、慣れるまではその習慣を身に付けていくと良いでしょう。
例えば、
「水を入れる」「水を蒸発させる」⇒食塩の量は変わらない
「食塩を入れる」⇒水の量は変わらない
「2つの食塩水を混ぜる」⇒それぞれに入っていた食塩の合計量は変わらない
などです。
(例題1)濃さの意味の確認
(例題2)食塩水の濃さを変える問題・・・水を加える・水を蒸発させるなど
(例題3)食塩水の濃さを変える問題・・・食塩を加える
例題3では、途中で加える食塩の量を問われる問題が難しいです。
加える食塩がわからないので、最後にできる食塩水の量もわからなくて、どこから手をつけるのかが難しいです。
その時は、「食塩を加える」⇒「水の量は変わらない」ことを使って、初めにあった水の量を求めて、それを最後にある水の量として使います。そして、食塩水全体に対しての水の割合を使って、食塩水の量を求めます。
(例)最後に10%の食塩水ができた⇒最後に残っている水は、食塩水全体の90%とわかるので、
そこから食塩水全体の重さを求める
【宿題】(3月15日(金)までに解き終わってください。)
・計算 第6回
担当 東本 tohmoto@epis-edu.com