今回の教室長ブログは、今、わかば深圳教室でブームになっている「kindle」などについて、副教室長の黒川先生に書いてもらいました。
私自身も購入したばかりですが、本当に買ってよかったと思っています。
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文系科目担当の黒川です。今回のブログは私から。どうぞ宜しくお願いします。
先日、以前からずっと気になっていた電子書籍kindleを購入しました。使ってみるとこれが思っていた以上の優れもの。特に語学学習にはかなり有効だと思いましたので、この場を借りてちょっとご紹介したいと思います。
語学でもスポーツでもアートでも、ある技能を習得するには、継続した取り組みが必要不可欠ですよね。昔から言われる「継続は力」というやつです。しかし、言うは易く行うは難し。これがなかなか難しい。
英語の本を手にするも、分からない単語がいっぱい。最初のうちはせっせと調べるものの、辞書を引いてばかりいては肝心の読書が楽しめない。わりきって分からない単語は読み飛ばしていく。すると今度は本の内容があやふやに。なんて経験のある人も少なくないと思います。
そこでkindleの登場です。分からない言葉を指で軽く触れるだけで、ただちに意味が表示されます。いちいち辞書を引く手間がかからないので、読書が中断されることもありません。楽しく読み続けられますから「継続」を容易にしてくれます。更に、タッチした単語は単語帳としてリスト化されるという特典付き。自分だけのオリジナル単語帳機能が、復習までサポート。また軽くて持ち運びしやすい点もスキマ時間の活用に向いています。
そんなkindleで先日読書をしていた時に、面白い話を見つけましたので、最後にこちらもご紹介。本の歴史に関する話です。
初期の本は一部の特権階級のみに許された超贅沢品であり、そうした特権階級の知識独占の源でした。当時の本は、字のうまい専門家が何年もかけて書き写すので、今なら家が一軒建つほど高くついたそうです。
その後、木版印刷の技術が登場します。今度は腕利き職人が木版の表面に文字や絵を彫り、それにインクを浸して紙に押しつける。これはかなりの進歩でしたが、本はやはり高価でした。今だと高級車一台分くらいの値段で、裕福な家には2、3冊あったかも知れませんが、まだまだ一般的なものではありませんでした。
そして15世紀に入り、世界史の授業でも出てきたあのグーテンベルクの活版印刷技術が発明されます。それから徐々に多くの人が本(知識)にふれられるようになっていきます。
これから深圳は雨の季節、天気が悪くて外に出られない日は家でじっくり読書というのはいかがでしょうか。本の歴史に思いを馳せると、現代に生きる私たちに与えられた知識や機会に胸が躍りませんか?