夏を迎える受験生がもう一度考える「学ぶこと」の意味
夏を迎える中3受験生の皆さん。
これからAIが職を奪っていく変化の大きい世の中では、幼少期に養った学習姿勢は大人になった時の明るい未来に多大な影響を与えるでしょう。
ただ、今は学ぶことがどうしても苦行になってしまう人も多いと思います。それは、これまで接してきた大人が学ぶ意味そのものを伝えてこなかったことも理由かもしれません。このブログを読んで、苦行になっていた学ぶことに対する考えが少しでも変化してくれることを願っています。
今回は、私が受験生の先輩として、大人の先輩として「学ぶこと」が生きていく上でどれくらい重要かお話しします。
突然ですが、「なぜ数学をやらないといけないの?」「数学なんて大人になって使うの?」と疑問をいう人がいます。その答えは大きく2点あると思います。1つ目は、みんなに学問の基礎を幼少期に与え、その中から学問のプロフェッショナルな人材を発掘し、学問のさらなる発展に貢献するためです。つまり、数学に限らず様々な科目が義務教育にあるのは、各分野に貢献できる人材を発掘するチャンスをみんなに与えているのからなのです。2つ目は、なんでも良いので学ぶ姿勢を身につけることが、世の中の変化に対応する力を養う行為そのものだからです。
特に、2つ目がみなさんにとっての「学ぶこと」の意味となるでしょう。世の中の変化が、必ずしも自分の興味が向くものとは限りません。ですから、どんな科目でも全部やることが大事なのです。
受験勉強は、人生を豊かにするスパイスです。なぜなら、学ぶことについて人生を懸けて考える機会を与えてくれるからです。こんな貴重な機会を苦行で終わらせるのか?豊かな人生のスパイスにしていくのか?は皆さん次第です。