香港学習塾 epis Education Centre

香港教室 教室長ブログ

教室長圷加寿男

香港で教室長・教務部長として受験算数と受験数学を中心に指導にあたった後、豪州に渡りメルボルン教室長として教鞭をとり、その後香港に再赴任。教室では子どもたちと学びの感動を共有することに全力を注いでいる。サッカー、スノーボード、読書が趣味で、香港でスキューバダイビングを始め、メルボルンではフルマラソンとサーフィンを始めるなど、アウトドアアクティビティの幅を広げている。好きな食べ物は香港のストリートフードと横浜家系ラーメン。

算数オリンピックの難問にチャレンジ

小4・5年生を対象に、「算数オリンピック問題に挑戦!」と題してイベントを実施しました。中学受験科の算数好きの有志が集まり、授業が始まる前には「はやく問題を見せて!」という声が飛び交っていました。中国深圳からもオンライン参加した生徒がいて、第1問は深圳の生徒が初めに正解!その際には教室にいる生徒たちから拍手が沸き起こっていました。まわりの友人をオンラインであっても尊重できることはとても大切ですね。その後の各問題にも全員が果敢にチャレンジ、とても集中して問題に取り組んでいました。授業時間の都合で、ある程度時間を取った後には問題の解説をしましたが、「頼むから解説しないでください!」という声や、問題が解けたときの「よっしゃー!」の声には今後の大きな成長の兆しが見えた気がします。またやってほしいという声が多数ありましたので、また機会を見つけて実施できればと思っています。


探求学習は遊びです!



先日はインター探求科オープンデーがありました。この日の探求科文系パートのテーマは「サッカーW杯」で、カタールやその周辺国について学びました。理系パートでは「10円玉ピカピカ実験」。10円硬貨がどんな物質でできているのかを学び、実験を行いました。授業中の生徒たちは本当に楽しそうで、ある生徒は「毎週金曜日はエピスに遊びにきています!」と言っていましたが、楽しんで学ぶ授業はもう遊びそのもののようですね。

つい先日、「はやぶさ2」が採取した小惑星「リュウグウ」のサンプルを分析した結果の論文が発表されていました。サンプルからは23種類のアミノ酸が検出され、その中には生命の活動に関係が深いアミノ酸が含まれていたとのこと。生命の起源との関連が明らかになっていくことが期待されています。未来の科学者や研究者を明確に目指しているわけではなくても、遊ぶように学ぶ探求科の彼らがこれからもすくすく成長していくことを、目一杯サポートしていければと思います。


2022年度入試報告会を終えました。


先週の日曜日に入試報告会をオンライン実施し、無事に終えました。中学受験の部と高校受験の部それぞれ約2時間、入試の概況と各教科の内容分析を発表させていただきました。

報告会では算数の問題を3問紹介したのですが、もっと紹介したい問題もあるのにな、というのが正直なところでした。香港教室には、映画「グッドウィルハンティング」に出てくるアメリカ、マサチューセッツ工科大学(MIT)の廊下の黒板から着想を得たボードが、数年前に設置されています。そこに「算数入試にチャレンジ!!」と題して問題を紹介することにしました。ちょっと難しいなぁと感じている生徒がいる一方で、中学受験算数を勉強してきていた中学1年生は、授業前にこの問題を見るとすぐに解き始め、あっという間に解いてしまいました。小学生から少し前に「問題書いて!」と要望があったこともあり書き込んだのですが、小学生より中学生がすぐに食いついて解いてしまうことにはちょっと驚きました。

この数年は自由に外出できず、オンライン環境の質を上げていくことに世界中が努力していますが、一方でセレンディピティ(幸福な偶然)はまだまだオンラインでは得難いのかもしれませんね。



ますます意欲的に!

香港教室は日本のGW休み期間を年間スケジュールの調整期間として休講としていました。テスト準備や復習をするには良い期間になったと思います。その間に規制が前倒しに緩和され、マスクなしでスポーツができるようになり、公共海水浴場もオープンしました。エピス香港の生徒たちはエピス以外にも様々な習い事に忙しくしているので、特にスポーツ好きには嬉しい規制緩和ですね。ちなみにビーチにはこの日を待ち望んでいたサーファーが集まっていました。先月は初めてマスクをしてサッカーをするという経験をしましたが、やっぱりわずらわしいものでした。この前向きな変化をいかして、授業にもアウトドアのアクティビティにも、より意欲的にがんばっていきましょうね。



おすすめ本

今日は「おすすめ本」です。
今更ながらですが、バラク・オバマ氏の大統領回顧録「約束の地 上下」読了しました。
いや〜、長い(笑)
以前、ケネディ大統領、クリントン大統領のものも読みました。ケネディの回顧録は、当然本人のものではなく側近のセオドア・ソレンセン氏が死後に書いたものです。
オバマ大統領の在任期間の大きな出来事といえば、リーマンショックの後処理、アラブの春でしょうか。
緊迫のやりとりはスリリングに描かれています。
(とは言え、やはりケネディ大統領時のピッグス湾侵攻失敗、キューバ危機の緊迫度合いは群を抜いています。)
面白いだけでなく、思考や決断、忍耐と努力など、面白いだけでなく生きていく上でとても参考になると思います。
ぜひ読んでみてはどうでしょう。(ケネディ大統領本は相当古いので手に入れるのは困難かも。)