入試報告会を終えて、英語を交えた入試について感じたこと。
先週5月23日(日)に2021年度の入試報告会をオンラインで実施しました。
まさかまさか、今年もオンラインでの実施になるとは。少し予想できていたとはいえ、改めて考えると移動制限が始まって随分長い時間が経ってしまいました。
ワクチン摂取も始まり、徐々に規制が緩和されている状況を考えると、来年はどのような実施形態になるのでしょうか。
さて、私自身は中学受験における英語についてお話しをしたのですが、英語を交えた入試は、ここ数年で本当に大きな変化が起こっていると感じます。
まず、英語を交えた入試と一言で言っても、学校のコンセプトから入試のあり方まで、非常に多様化しています。
そして、受験者の価値観も多様化しており、一見同じようなコンセプトを持ち、同じような入試をしている学校でも、よく見てみるとそれぞれポジションが異なるということが明確になってきているように感じます。
報告会で話したことに少し触れてみると、例えば、開智日本橋学園と三田国際学園のポジションの違い、また三田国際学園と広尾学園のポジションの違いなど。受験者数や合格者数の推移を見ていると、受験者のみなさんの考えが見えてくるようで、非常に興味深く感じました。
11月、12月に入試があり、同じように注目度が高まる学校であり、入試の形態も似ていることから、開智日本橋学園、三田国際学園、広尾学園小石川、広尾学園と全て受験していくのが通常かと見がちですが、実はそうは考えない受験者が増えていることが分かります。
人気のある学校は、独自のポジションを打ち出し、強みがはっきりしている学校なのだと、報告会で話すにあたり改めて実感した次第です。
(自分の写真がなかったので、長谷川先生と末木先生の発表の様子。)