2012年度student of the year
【香港教室】 6SYコース KKさん、YKさん
2012年度のStudent of the yearは、エピスで小学3年生からがんばってきた2人に贈ります。2人ともおめでとう。
KKさんはインターナショナルスクールに通い、国語・算数・英語の3教科型で受験勉強していました。放課後は積極的にスポーツをしていて、運動着のまま通塾することもしばしばありました。5年生と6年生のときの夏合宿では、早朝ランニングや最終日のビーチでのドッチボールなど、だれよりも張り切っていましたね。1番の武器はやはり英語。担当の仲田先生は、英語の学力に対して早くから太鼓判を押してくれていました。国語と算数は周りの生徒に若干遅れをとっていました。夏までは学力的に心配していましたが、秋以降は算数をずいぶんがんばったようで、メキメキと力をつけてい
きました。そして、入試結果は華々しいものになりました。慶應SFC、渋谷渋谷、渋谷幕張の3校は、エピスから受験する生徒が多くいますが、3校全て合格というのは初めてのことです。渋谷幕張に進学するKKさんは、きっと文武両道で中高6年間を充実して過ごしてくれることと思います。
YKさんは「負けず嫌い」「几帳面」という2つの性格が印象的な日本人学校の生徒。「負けず嫌い」なことは何をするときにも大事な資質だと思いますが、特に算数では大事です。難問が解けたときには、「よっしゃー!」と言って喜んでいましたね。模試などの試験の結果は成績上位者を教室に掲示しますが、YKさんは常に名前が掲載されていました。特に得意の国語は周りの生徒に点数で負けたことはほとんどありませんでした。特に勉強していたのは算数と理科。家庭学習でわからなかった問題をよく質問にきていましたね。几帳面なことに加えて少しのんびりしているので、最初のうちは図を書くときや、計算ひとつとっても非常に時間がかかっていました。それでも6年生の後半には中学受験生として十分なスピードが身に付いていました。地道な努力の賜物でしょう。そんなYKさんの進学先は豊島岡女子学園。卒業パーティで、中学校に入って頑張りたいことを「数学」と「運針」と言っていましたね。YKさんが毎朝の運針に無心で取り組んでいる様子が目に浮かびます。
進学校に進む2人は、また6年後に入試が控えています。これから6年間もあるわけですから、少しゆっくり構えて将来のことを考えつつ勉強することだってできるでしょう。もう十分に学習習慣は身に付いています。自信を持って、日本での学校生活を楽しんでください。(圷先生推薦)
【九龍教室】 中3Sコース NH君
2012年度Student of the YearはNH君。開成高校合格おめでとう。本当によくやった!
Hの戦いは昨年6月、開成高校を受験すると決意した日から始まった。決して、楽な道のりではなかったと思う。英語は抜群によかったが、特別な才能のある生徒ではなかった。むしろ、国語と社会は極度に苦手で、慣用句も社会の年号も何も知らなかった。記述の答案も書けなかった。そこからのスタートだった。開成高校の入試には5科目必要で、その膨大な課題の前にくじけそうになったことも、なかなか上がってこない国語の偏差値を前に逃げだしたくなったこともあっただろう。ただ、彼が特別だったこと、それは、例えば数学の難問でも最後まで粘って答えを導いたり、授業後、遅いからもう帰れ、と言われるまでエピスで勉強したりするその姿に象徴されるように『合格への執念』が他の生徒とは違っていたことである。あきらめることなく最後まで戦ったからこそ、栄冠を手にすることができたのだと思う。特に、直前合宿での毎朝5時から夜中12時すぎまで、食事のとき以外は常に勉強していたあの姿は、まさに合格への執念そのものだったと思う。
開成高校合格、もちろんこれはスタートラインに立ったにすぎない。大学付属校を選ばなかったHには3年後、大学受験が待っている。日本の大学に絞らず、海外の大学にチャレンジしてもいいと思う。自分の夢に向かって大きく羽ばたいて行け。開成高校合格おめでとう。(長谷川先生推薦)