高校受験コース
憧れの第一志望校を目指し よきライバルと切磋琢磨できる環境
多くの子どもたちにとって人生初の試練となる高校受験。しかし、のんびりとした海外の学校に通っている子どもたちは、これを直前までなかなか現実的にとらえられないようです。しかし、中3生になってから本気になっても、開成、灘、学芸大附属や早慶附属校など、超難関、難関といわれる高校受験では、付け焼き刃の受験学習ではまず合格は難しいでしょう。中1の内容を軽視せず、中2の中だるみの時期でもやるべきことはきちん行い、中3前半までに中学範囲を終わらせてこそ、後半の入試対策に力を注げるのです。
エピスの高校受験コースでは、生徒一人ひとり異なる学習到達レベルや得意不得意分野を敏感にキャッチし、海外子女の受験進学指導に精通した経験豊かな講師が、子どもたちの個別状況(受験校・帰国地)を踏まえて、志望高校合格まで細かなサポートをしていきます。
また、現地校生やインターナショナルスクール生で高校受験はしない予定でも、日本人として生きていくのであれば、少なくとも中学までは日本の学習内容を絶対に身につけておくべきです。その際、受験を目指している仲間と一緒に緊張感のある授業を受けることは大きな刺激となるはずです。また、社会・理科については日本人学校以外では学べませんが、これらの基礎的な知識がなければ国語力は一定以上には向上しないということも忘れてはならない事実です。
このコースの指導教科について
国語
小学生の国語と中学生の国語の最大の違いは、小学生の国語は「具体的」な内容について書かれたものであるのに対し、中学生の国語では「抽象的」な文章を扱うという点に尽きます。したがって、中学部の国語では、客観的な視点で文章を読み進める「高度な読解力」を身に付けることを目指します。また、読解力の源泉となる「語彙力」や文学史・文法などの「国語的知識」も重視し、これらを中1のうちから強化していきます。こうして難関進学校や難関附属校の国語にも対応できる骨太の力を身につけていきます。
数学
算数から数学に移行することで、抽象的思考が要求され、数の世界は大きく広がります。授業では、抽象的な思考のスタートに十分に配慮したカリキュラムを組んでいます。中学数学においては、学習目標が「解法・公式の暗記」に陥りがちです。しかし、エピスでは式の意味を考え、定理はその証明を多角的に掘り下げて証明することを重視し、理解を深めることを大切にしています。受験学年においては、難関国私立校から都道府県の公立高校入試にも細かく対応できる体制を整え、実戦的な演習を通して志望校合格に必要な学力を身につけます。
英語
エピスでは、海外帰国生として英語を強力な武器にしていくことができるように、基礎をしっかりと固めるとともにテキストの内容のみにとらわれないハイレベルな指導を行っています。そのためには、表層的な英語の知識を教えるのではなく、英語という言語の本質的な部分にまで踏み込んで「本物の英語力」の強化を図ります。また、英検取得にも力を入れ、中3の7月までに日本人学校生の場合は2級を、インターナショナルスクール生や現地校生の場合は1級の取得することを目標としています。こうした総合的な取り組みにより、高校入試において難関校の問題であっても圧倒的な得点ができる力を身につけていきます。
理科
「理科は現地の学校で勉強しているから大丈夫」と考えるのは誤りです。生物や地学は滞在国によって異なりますし、「昇華」「中和」「蒸溜」「音叉」「胚珠」といった主に理科の授業で身につける語彙は数多くあります。また、英語の長文問題でサイエンスを扱った文章を出す学校も少なくないので、教養としての理科は私立3教科入試でも大いに役立ちます。さらに、最難関進学校で出題される理科の問題には、日本人学校の授業では太刀打ちが難しいのが実情であるため、別途対策をしていく必要があります。
社会
私立高校は3教科入試がほとんどだからといって、社会を勉強しなかったり、軽視した入りするのは大きな間違いです。入試科目に社会がなくとも、国語の読解問題の中に「教養」という形で潜り込ませてあるからです。現地校生やインターナショナルスクール生は、何もしなければ地理や歴史、現代社会についての知識が完全に欠落してしまうため注意が必要です。また、日本人学校生にとっては、定期テスト対策や一部の開成やラ・サールといった最難関進学校および公立高校入試に向けて、試験対策として社会を勉強することになります。
対象学年 | 教科 |
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中学1〜3年生 | 数学・国語・英語・理科・社会 |