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受験基礎知識

海外からの大学受験

7. 面接対策を怠らない!


帰国生入試では面接が非常に重視されます。早稲田大学が人間科学部など一部の学部を除いて面接を行わないことを除けば、ほとんどの大学・学部の帰国生入試で面接が課されます。そして、面接の出来、不出来はそのまま合否に直結すると考えても差し支えありません。

面接試験の際に質問される内容で、特に重要なのは以下の3点です。

  1. 志望動機(なぜ○○大学なのか、なぜ○○学部・学科なのか?)
  2. 大学入学後にしたいこと
  3. 大学卒業後にしたいこと

日本の大学の多くが帰国生入試を実施しています。数ある大学の中からなぜその大学を受験しようと考えたのか、試験官が納得できる回答が必要です。また、慶應義塾や早稲田大学は学部の併願が可能ですが、当然ながら試験官は複数学部に出願している場合はそのことが手元の資料でわかります。例えば、文学部と商学部のようにまったく学ぶ内容の異なる学部に出願している場合など、矛盾のない志望動機が必要になるでしょう。

入学後にしたいことを明確にしておくことも重要です。さすがにサークル活動を挙げる受験生はいないでしょうが、いかにも「面接回答例」のような誰でも言えるような内容では、揚げ足を取られるか、せいぜい低く評価されるだけでしょう。

卒業後についても同様です。高校生という人生でも最も多感な時期を海外で過ごした者だからこそやれることがあるはずです。大学も卒業生が各分野で活躍することを期待して帰国生入試を行っている面もあることも理解しておきましょう。

なお、受験生の間では「上智大の面接は圧迫面接」だと言われることがありますが、これは受験生の本気度を確認しているからに他なりません。面接時に「入学後に受講したい講座はなんですか?」とか「どの先生の授業を受けたいですか?」と尋ねられ、答えられない受験生には厳しい対応をすることもあるようですが、これなども「本気で上智大学○○学部を志望しているのなら、どんな先生がどんな内容の授業をしているか調べているはず」という考えがあるからではないでしょうか。帰国生入試に本気で合格したいならば、学校の入学案内やWebサイトを隅々まで読み込んで、その大学・学部の研究をすることは重要です。


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