2022年度のStudent of The Yearは中3コースのE君です。おめでとうございます。
この度の高校受験におきまして、早慶校や都道府県の公立トップ校に合格できる程高い学力を有しつつも、E君は第一志望校であった高専への進学を果たしました。公立トップ校への進学も進路の選択肢として残っていましたが、高専への進学後は情報工学の基礎を徹底的に勉強して、その先の大学編入後は脳波の研究を行い、身体に障害のある人達が物理世界においても脳波を使って不自由なく生活を送れるような技術開発を実践するという夢の実現に向けた明確なロードマップがE君の内側のど真ん中にいつもあり、そんな自分の気持ちに嘘はつけませんでした。
そんなE君も、２年生の10月から受験し始めたハイレベルテストでは、最初は思うように点数を取ることができず途方に暮れそうになったこともあったようです。しかし、そんな重たい空気を引きずることなく、すぐさま『これから何をすればこの状況を改善できるか』を自ら考え、それを実践したので、スランプに陥ることもなかったと語ってくれました。また、勉強方法に関する工夫も独自で考える習慣があり、例えば数学の勉強する前に、チェスや中国将棋などをやって、筋道を立てて考える論理的思考を鍛えていたようです。このように、あらゆる逆境を乗り越える術も勉強の工夫も全て自分ひとりで考え出していました。
E君の自宅はエピスの教室から非常に遠く、タクシーで片道2時間もかかる場所から通わなければなりませんでした。だから、友達と遊ぶ時間も中々取ることもできず、一人で過ごす時間を強いられることも多かったようです。しかし、そんな逆境に対して不平不満を言わず、むしろ逆にそんな状況で打てる最善の策を考え出し、それを実行し続けてきた経験は今後の悠伸くんにとっても大きな自信となるはずです。
今後、高専・大学へと進学し、脳波の研究を進め社会実装を目指していくことは大変なことですが、E君ならどのような厳しい状況に直面しても、夢を叶えるまで前進し続け、多くの人々の役に立つ素晴らしい技術開発を成し遂げてくれることを確信しています。
生徒として『おめでとう』という言葉を贈るのはもちろんですが、素晴らしい生徒に巡り合うことができ、『ありがとう』という感謝の気持ちでいっぱいです。

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