2019年10月のStudent of the month
想定外に向き合う知力
中1コース B.T. くん
推薦者 山家先生
2019年10月のStudent of the Monthは 中1コースのB.T君です。おめでとうございます。
T君は、10月の月例テストにおいてepis全教室の得点ランキング1位、英検も見事2級を合格しました。学校の定期テストにおいても全科目高得点を取っていますし、正に飛ぶ鳥を落とす勢いで学力を伸ばし成果を挙げています。
T君の学習姿勢を見ていると、本当に『学ぶこと・分かるようになること』を楽しんでいる様子が伝わってきます。数学や理科の授業時においても、ただ早く正解にたどり着くだけでなく、そこから出てくる疑問を質問として投げかけたり、または全く別の解法を自ら考えて編み出そうとしたりと習うという学ぶエネルギーを強く感じることができます。
T君の他の生徒の違いを考えてみた時に、『学習』しているのではなく『学問』をしようとしているなと感じます。『学習』とは、「繰り返して修め行うこと」「教えられて自分の身につけること」という意味。それに対して、『学問』とは「学び、かつ問うこと」と私は解釈しています。入ってきた「知識」をいったん受け留めて、それがどのような意味を、あるいは価値を持っているのか問い直す。そのような「問う」という行為を加えたところに『学問』の意味があると思いますし、T君にもその姿勢をより一層深化させてくれることを期待しています。
【想定外に向き合う知力】
これからの時代を生きていく時、何が起こるのかは、現在の時点では誰にもわかりません。東日本大震災で原発事故が起こった時、「想定外」という言葉が頻繁に用いられました。教科書には、当たり前だけど「まだ分かっていないこと」は書かれていません。私もこれからそんな世界もたくさん例示していくので、そこから「ひょっとしたら、自分も課題解決に参加できるかもしれない」と能動的に考えることを続け、想定外の現実を力強く生き抜いていける人財に成長していってほしいと願っています。(山家先生 推薦)