ある時、Tさんが自習ブースで学校の宿題と格闘していました。様子を覗いてみると、その内容は日本のカリキュラムでは中３の内容にあたる因数分解の問題でした。日本のカリキュラムとは扱われる順番が異なるそうです。
　インターナショナルスクールでは、日本人学校の定期テストとは異なるタイミングでテストやレポートが課されます。膨大な量のレポートに追われ、ナーバスになる時期もありましたが、それでも彼女はめげずに塾の勉強との両立を実現し続けています。
　インター校での学習環境を聞くと、自分自身の学生時代と比較してしまい、とても羨ましく感じます。ただ、私が学生だった頃、果たして彼女のように頑張ることができただろうかと考えるとどうでしょう。ただただ感服するばかりです。
　11月の月例テストでは、圧倒的な点数で1位に輝きました。続いて月初に行われた12月の月例テストでも、2ヶ月連続の1位を期待させる優秀な結果を残しています。国語でもしっかりと得点し、長文や難しいテーマの文章にも対応できるのは、日本語と英語を問わず、読書の習慣が根付いているからです。本が近くにあるという生活が当たり前になっています。これはTさん自身の興味、探究心の強さだけでなく、ご家族のご協力があってのことでしょう。
　記述の授業では、初めは戸惑うことがありましたが、現在では対応することができるようになりました。彼女の持つ底知れぬ能力は、受験という枠だけでは測れません。Tさんの今後の活躍に期待をこめて、Student of The Monthをお贈りします。本当におめでとうございます！

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