５月のStudent of the monthは個人的にはStudent of the Yearでも良いのではないかと思っていますが、小論文AdvanceコースのK・Yくんです。念願の創造理工学部合格おめでとう！！
　大学入試の帰国生が主に受験する文系の学部はTOEFL、小論文や現代文が受験科目になっていることがほとんどです。一方で理系の学部は数学や化学などの学科の試験も含まれることが多くなります。そのため、帰国生にとって文系でも数学を含む経済学部や理系の学部を受験するということは、学校で学んでいる数学や化学だけではなく、日本の入試問題に合わせての勉強も必要となり、ハードルが高く感じられます。
　そんな文系学部志望の生徒が多い中で、Yくんは建築学科を目指していました。得意の英語は基準を大幅に超えアドバンテージを持っていましたが、数学、化学と物理は慣れない日本語の出題と問題形式でなかなか思うように解けません。みんなより一足先に準備を行い、面接練習やエッセイなど個別に対策をとりました。２月頃から始まった秋入学の入試は第一次審査は通過しても二次審査が思うように突破できず、悔しい思いをしました。　　
　私はYくんに上手くいかなかったら英語を生かして文系の学部を考えてみたらと提案しましたが、答えは「建築学科以外興味が無い」の一点張り。今期の受験が難しいのなら次の機会にするしかないと色々考えていましたが、最後の受験校で合格を勝ち取りました。
　９月から一足先に大学生ですが、課題の数学や化学を克服しないと建築家にはなれません。課題は山積みですが、逃げること無く信念を貫いた受験での合格は本当に良かった。受験生第１号が上手くいくと、その後の生徒も上手くいくのがエピスの受験です。高等部受験チーム、全力で頑張っていこう！

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